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2008年 09月 11日
来年は、ブンちゃんの20周年同窓会が予定されているそうです。
高校卒業から20年・・・。 気分的にはつい最近高校を卒業したような錯覚をしてしまうのだけど、私だって来年は20年を迎えます。 (アメリカの高校) 私はアメリカの高校と日本の高校を二つ卒業しているので、自分の高校時代を一言で例えると「カラフル」・・・という感じでした。 友達は3倍です。 なぜなら、アメリカ高校の90年卒の仲間だけでなく、日本の高校では留学後に一年下がったので91年卒と92年卒の友達がいました。 私のアメリカ高校留学が10ヶ月という本当に短い期間でしたが、友達に恵まれたお陰で私の人生を大きく左右するほど、素晴らしい影響を受けました。 留学中に、マイクという一人の男の子と出会ったお陰で、今の私とブンちゃんの結婚生活も存在するのです。 マイクとブンちゃんは同い年で、高校時代は一緒に学校に通っていた仲間だったそうです。 実は、マイクとは2ヶ月だけお付き合いしました。 今考えると、本当に恥ずかしい話なのですが、 「Would you go out with me?」・・・というマイクの申し込みに対して、「Go Out」という言葉が、BF&GFとしてのお付き合いという意味があることを知らず、OKしてしまった私なのです。 2ヶ月お付き合いした・・・といっても、はすでに短大に通っていた1つ上のマイクとは、週末だけしか会えなかったし、週末は10人以上の友達を交えて会うことが多かったので、これといったドキドキする恋愛の思い出は・・・ ありません。 つまらないですね、私。 恋愛感情が芽生える前に、価値観の違いがかなり浮きだってしまい、マイクとは結局仲の良い友達関係に戻りました。 マイクの周りには常に沢山の人が集まっていて、アメリカン・カルチャーよりも、ブリティッシュ・カルチャーに憧れてるティーンエージャー達とは、どんな話でも飽きることがありませんでした。 アメリカで初めて行ったライブは、Jesus and Mary Chainで、クリスが運転するおんぼろのVWバス(Peace Busと呼んでました)に大勢で乗り込んで、大騒ぎしながらダウンタウンにくりだしたっけ・・・。 ビーチでのボンファイヤー、ライブ、映画館、アイスクリームパーラー、みんなでいろんなところに行きました。 気の会う仲間と大勢で騒いでワイワイと時間を過ごすのは、本当に楽しかったです。 なぜ急にこんなことを思い出したのかというと、おとといマイクが間違い電話で私の携帯に連絡をくれたからだと思います。 「マイクなの?」・・・と質問しなければならなかったほど、彼の声は聞きづらくなっていました。 この10年で、マイクのハンチントン病はものすごい勢いで進行しました。 顔つきも高校時代のマイクとは別人です。 震えが止まらないときもあるので、前回私たちの家に遊びに来てくれたときは、洗面所で転倒してしまいました。 マイクと出会ってから20年目になりますが、青春の1ページを共に過ごした人間が、病気に侵されていく姿を見るのは本当に辛いです。 それでも、マイクが一生懸命に夫として、父親として頑張っている姿を見ると、神様が与えてくれた人生とは何と美しいものなのだろう・・・と思わずにいられません。 昔のマイクは、健康だったけど、落ち込みやすくてとてもセンシティブで、Jesus and Mary ChainのApril Skyの曲が私の中のマイクのイメージでした。 人を好きになると一直線になるところは、彼の純粋な性格が直に現れていたんだなぁ。 再来月は、マイクとミシェルの結婚10周年。 「思い出のコラージュ」の本で掲載させていただいた作品の中で、「Fabulous People」と呼んだ仲間たちと、久しぶりに会ってみんなでお祝いしたいなぁ・・・なんて考えています。
by miccraz
| 2008-09-11 07:55
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